我々の心理学では、失感情症という言葉は使用しません
感情封印という呼び方をします
失感情症をインターネットで調べてみると
誤った情報が非常に多いのが特徴です
おそらく現在の精神医学では失感情症について
正確に説明出来る方がおられません
つまるところ失感情症を治療出来る医師も
存在しないと推測します
いくつかの心療内科のサイトによると
失感情症は感情を言語化出来なくて心身症を伴う
さらにはうつ病が発症するなどの記事が多く見られますまた失感情症は病気ではなく
性格に由来するものだからそこまで深く考えなくてもいい
という記事も多く見られました
実際に失感情症に当てはまる方は
この現状に大変苦しんでいるかと思います
テープ式心理学ではこのような心療内科や
精神医学でもってしても症状が改善しない
あるいは長年心療内科に通院しているが
全く症状が改善しない方に向けて活動しています。
では本題に入ります
我々の心理学では失感情症という言葉は使用しません
感情封印という言葉を使用します
感情封印は、文字通り感情を封印している状態を指します
私たちの心は赤ちゃんの時から
ネガティブな感情もポジティブな感情も全てを感情豊かに
感じることが出来るプログラムを持っています
感情は誰でも豊かに感じることができるはずなのに
感情封印という状態は感情を感じることが出来ない状態となります。
どういうことなのか?を今から解説します。
私たちは先ほど申し上げた通り
生まれた時から全員例外なく全ての感情を感じることが
できるプログラムを持っています
つまり心を持っているということです
この心は本当に精妙に作られており
様々な機能を果たしてくれます
そして心には仕組みが存在します
我々の心理学では心の仕組みの話をたくさん解説しています
この様々な心の仕組みの中の機能の1つで
感情を見て見ぬふりをする機能があります
これも誰にも教わっていなくても
全員が無意識に出来る機能です
嫌なことが起きた時に心がネガティブな感情を感じます
このネガティブな感情というのは気分が悪いです
だからこそ本当はネガティブな感情を感じているのに
見て見ぬふりをするのです。
のに、その心の中の感情を見て見ぬふりをして
友人、知人には怖がっていない素振りをしている状態などです
他にも本当は寂しい感情を感じているのに
その心の中の感情を見て見ぬふりをする状態です
これらは、子供たちでも行っており
誰にも教わっていなくても全員がこのプログラムを
使っています。
この見て見ぬふりは回避行動であり
苦しい感情を1秒でも感じたくないからこそ
心の中を見て見ぬふりする機能を使って
回避しているということです
この見て見ぬふりは、ほとんどの方が
行っていますが、感情封印はこの最強級のバージョンだと認識してください
感情封印を行うことになる原因は
ほとんどが幼少期の虐待です。身体的虐待、感情的虐待などです
毎日毎日、酷い扱いを受け続け、受け続け、泣いても泣いても
さらに酷い虐待が続いている時、
その子供は心の中で「これ以上感情を感じていたら自分が壊れてしまう」
「もう生きていくのが困難になる」「今日から感情を一切封印する」と決断して
感情を感じないようにしてしまうプログラムです
感情封印になっている方は、想像を絶する地獄を味わっていたと
推測します。そのくらいに滅多なことでは感情封印まで選ばないからです
そして、感情封印を決断した日からその機能は開始されます。
苦しみのネガティブな感情は一切感じません。
しかし、喜びの幸せなども感じません。
それはまるでロボットのようです
もちろん笑ったり、喜んでいたりはしますが
感情封印をしていない方と比較すれば、ほんの少ししか感情は感じていません。
コップ一杯の表面張力の状態です。これ以上感情を感じないように
揺らさないようにブレーキをかけているのです。気がつくと何十年も経過している方もいるでしょう。
しかし、感情封印は感情を見て見ぬふりの最強級で感じないようにしていますが、
実際には深く深く奥底では思い切り感じています。
思い切り感情を奥底の奥底で感じているけれど
上辺の部分では最強級の見て見ぬふりをしている
そんなイメージです。
これが失感情症、我々の心理学でいう感情封印です。
感情封印の方が、どうすれば封印が解けるのか?
についてはまた別の記事で解説します。
コメント